エキシマ光処理の温度
UV洗浄改質光処理に使われる紫外線ランプは点灯させると温度は上昇します。UV洗浄改質で従来より使用される波長185,254nmのオゾンを発生させる「低圧水銀ランプ」は名前の通りランプ管内に封入された少量の水銀を熱で蒸気させて電極のアーク放電により紫外線を発光させるランプです。したがってランプの温度が高温になる事は必須です。これに対して「エキシマUVランプ」はランプ管内には希ガスのみで電極も水銀もありません。希ガスの特性で瞬時に最大照度が発生します。水銀が無いので紫外線を発するためにランプを高温にする必要はありません。UVランプが低温だと照射対象物の温度が上がらないのでフィルムなど熱の影響を受けやすい製品へのダメージが無い、また、照射対象物が冷却のための時間が不要なのでのでUV処理後すぐに取り出して短時間で処理できる。株式会社エキシマのランプは冷却のための構造が不要な為、装置が低コストかつコンパクトにできる。など多くのメリットがあります。
株式会社エキシマの社内データより各種UV洗浄改質紫外線ランプの温度データをご紹介します。 本データで使用する弊社のエキシマランプは初期照度20mW/cm2以上の標準ランプです。他社製の高照度のエキシマランプは温度が高温になるため、冷却が必須であり本データにはあてはまりません。。