接触角計Smartcontact開発コンセプト
今日は携帯接触角計「SmartContactシリーズ」の開発コンセプトについてご紹介させて頂きます。従来の接触角計の基本的な構成は「カメラ」と「パソコン」と「ソフト」です。(ディスペンサー、ステージ、バックライトなどの周辺機器を除いて)世界中いろいろなメーカーが接触角計を販売していますが基本的にはみな同じです。違うのはソフトの機能や価格です。弊社は接触角計ユーザーの立場で創業時、新規参入いたしました。当初は他社と同じ機器構成で高品質な低価格製品という位置付けで市場における弊社製品の存在意義を見出してまいりました。創業から7年目の2015年に世界初のパソコンを使わない「タブレット端末による表面評価用接触角計」を開発し横浜市中小企業新技術開発助成SBIRに先進性が認められ製品化に成功したものです。
従来の製品と比較して何が違うかというと機器構成が従来の「カメラ」と「パソコン」から「タブレット端末」だけで構成可能になりました。またソフトについてはWindowsベースの産業用ソフトが常識でしたがAndroidソフトで可能といたしました。Androidのソフトはゲームアプリなどが中心で産業用のソフトを手掛ける所は皆無でしたので、これは世界に先駆けてて画期的な事でした。製品発表から数年も経ちますがまだまだ認知度が低く大いに反省しています。本製品の特長はシステムがシンプルなので従来製品に較べ価格も抑えられます。同時にタブレット端末の特長的なバッテリーオペレーション、Wifi等データのやりとりが簡単、超高画質の計測器として超高画質画像の実現など多くの特長があります。