コンタクトレンズの接触角
超親水性表面の接触角計測例をご紹介します。表面が汚れていたりすると滴下した水滴は水玉になり接触角計測は簡単に行えるのですが、表面が綺麗な場合などは滴下した水滴は吸い込まれるように一瞬にして広がります。
普通の接触角計では測定することができません。このような親水性表面の接触角を計測したいときはハイスピードカメラを使用すると滴下した水滴の接触角を計測することが可能です。下の画像は超親水性コンタクトレンズの表面に水滴を滴下した1/1500秒の画像です。通常の接触角計では接触角0と評価している表面でも滴下した水滴は接触角を表している事がわかります。
マニアックな話ですが接触角を表示するときは正しくは「滴下○○秒後の接触角」という言い方が必須です。超親水性表面の場合、接触角0と言われがちですが実際は1/500秒の接触角○○°」という評価が正しいと思います