携帯 自動 接触角計 PRO 100C 138万円(税別)現場校正対応
Windows11 Microsoft surface 搭載
JIS R 3257 基板ガラス表面の濡れ性試験方法 準拠
接触角計とは分子レベルの表面の清浄度や濡れ性、均一性を水滴の角度を計測することで、定量的に評価するものです。ユニークで革新的なスタンドアローン設計によりPCやFAカメラを使わないで5000万画素による高画質な自動接触角計測を実現しました。校正用ソフトウェアと校正用ターゲット(オプション)により国内外の現場でのトレーサブルな校正に対応いたしました。
自動エッジ検出による接触角計測は、分子レベルの清浄度評価や親水性、濡れ性、均一性を定量的に評価します。操作性と習熟度を問わないワンタッチ計測を実現、作業者による測定バラつき問題も改善いたします。データのやり取りがIoTに対応したBleutooth, Wi-fi, USB-TypeCなど簡単に実現。タブレット端末の基本機能を生かしインターネットへのデーターのやりとりが簡単におこなえるようになりました。同時に、作業者による測定結果のバラつきも問題も改善いたします。
PAT測定データをその場で 接触角 計測解析が可能。バッテリーオペレーションなので場所を選びません。AUTO MODE(自動)接線法計測、MANUAL MODE(手動)θ/2法計測の選択可能。接触角 滑落法、前進後進接触角計測対応。Mピクセルの高画質計測。
現場での校正対応
接触角計の校正パラメーターとして・水滴の吐出量管理・真円球やマスクパターンを使ったフォーカス(焦点)とXY管理・ゲージによるXY角度管理などがあります。
弊社では設置環境ごとに最適な測定条件となる暗室構造の筐体を採用いたしました。これにより従来、校正として設置環境ごとにバックライトの調光や焦点調整のための測定距離調整の最適化が不要となりました。
さらに、現場での年に一度の定期的な校正が行えるように
・角度校正用ターゲット付属(国家検定トレーサブル)・ソフトウェア校正用機能を追加しました。
特長 及び 機能
- 静的、動的 接触角 計測 接触角 L、R、LR平均
- 経時変化計測、グラフ表示
- 接触角 演算方法 接線法※(自動モード)、θ/2法※(手動モード)
- データの外部出力や保存(png,csv)
- モバイル対応バッテリー駆動
- 拡張収縮、傾斜法、前進後進動的 接触角 対応(オプション)
- 作業者の誤差をなくす自動接触角計測
NIST基準校正対応
- JIS R3257 「基板ガラス表面の濡れ性試験方法」準拠 接触角計
- ISO書類対応 (オプション)校正証明書、試験成績書、トレサビリィティ体系図
- 世界的なNIST基準に基づく接触角計
基本仕様
Model | Smart Contact Pro 100C |
試料サイズ | Max□100mm, t<25mm (特注対応可) |
測定範囲 | 0<θ< 180 ° |
角度分解能 | 0.1° |
接触角 解析 | 接線法 (Auto mode) 経時変化・動的 接触角 計測 θ/2 法 (Manual mode) 静的 接触角 計測 拡張収縮法、滑落法※オプション |
工業規格 | JISR3257 ISO 15989 |
ISO書類※ | 校正証明書、検査成績書、 トレーサビリティ体系図 |
カメラ | 5000万画素 |
OS | Windows 11 Home |
経時計測 | 約15fps |
外部接続 | USB type-c、Wifi,Bluetooth |
ディスペンサー | 2.5-10μL micrometer head control |
外形寸法 | W 330 x H 500 x D330 mm |
付属品 | Microsoft AC adaptor Model 1735 AC100-240V 50/60Hz 0.6A |
Options ※要オプション | 現場校正用ターゲット、オートディスペンサー、シリンジ針各種、 角度計、 表面自由エネルギー解析ソフト |
Smart Contact Pro 100C 接触角解析公式
「接線法」: Tangent Method
実際の液滴の形状に近い 接触角 解析の測定公式です。滴下した液滴左右端部を含む等間隔3点を球の一部と仮定し液滴左右端部における 接触角(左右および平均)を表すものです。液滴左右端部の 接触角 は独立して計測されるため 傾斜法 による 前進後退 接触角、拡張収縮 接触角 の計測が可能です。株式会社エキシマの 接触角計 は液滴上の輪郭および端点を検出し高度なアルゴリズムで左右の接触角をリアルタイムで解析します。
「θ/2法」: A half-angle Method
最も基本的な 接触角 の測定公式です。サンプル上に滴下した水滴の形状を真円と仮定し新円の半径と高さからθ=2arctan h/r の公式で 接触角 が求まります。また液滴の左右端点と頂点を結ぶ直線の、固体表面に対する角度を求め、これを2倍することでも算出できます。簡単に求められるのですが水滴左右の 接触角 が同じになるので 傾斜法 による 前進後退 接触角 などは計ることができません。
滑落法-前進 接触角 と後進 接触角(オプション角度計装着)
水平なサンプルの表面上に液滴を滴下し、サンプルを徐々に傾けると液滴の形は重量によって変形しある程度の角度で滑り出します。このときの滑り出した時のサンプルの傾斜角度を 滑落角 と言います。傾斜によって変形した液滴の下りの 接触角 を 前進 接触角 (Advancing contact angle)、上側の 接触角 を 後進 接触角 (Receding contact angle)といいます。そしてその差を 接触角 ヒステリシス(contact angle hysteresis)といいます。塗料の塗布性(ぬれやすさ)や撥水性(濡れ性)の評価手法として用いられます。
接触角計 オプション・消耗品
親水性、疎水性など表面を評価する 接触角計 の交換用各種シリンジ及びニードル、接触角計 自動ディスペンサー、表面自由エネルギー解析ソフト、接触角計 XYステージなどご用意いたしております。
ES006ASTF22G 交換用シリンジPP製TF22G針スプリング付・数量 1本単位
ES006AS交換用シリンジPP製スプリング付 針なし・数量 1本単位
ES007交換用シリンジガラス製 針なし・数量 1本単位
TF22G・交換用テフロン針 ・数量 10本入/パック
MN25・交換用金属針 ・数量 10本入り/パック
MN27・交換用金属針 ・数量 10本入り/パック
MN30G・交換用金属針極細 ・数量 1本単位
XYStage70・XYステージ 移動量±35mm 出荷時組込品
KDSDAS-F51 角度計 ・数量 1式
ES010AUTO・ 自動ディスペンサー 0.5-10μL
SESF・表面自由エネルギー解析ソフト Windows10対応・Fowkes・Owen-Wendt・Kitazaki-Hara・Microsoft Excel macro software